7.特許や契約を軽んじた為の失敗
40才頃より私の特異な加工技手法は口コミで知られる様になり、難しい部品類の製作テーマが、主に大手企業等より舞込み始める。
依頼された製品が完成すれば、モノベエンジが作る約束で、出来た製品の価格を取り決め、納入が始まるが、作り方を知った相手は間もなく破格の値引きを要求して来る。応じないと自社内や下請けで作ったりした。この様なことが幾度もあり悔しい思いを繰り返す。
50才を過ぎた頃より特許や契約の重要さを感じ、自己の権利を守り始める。現在国際特許3、国内特許13、商標登録3、国土交通省NETIS(新技術)2を取得している。
(私の開発品で今市場で活用されている主な物は自動車の距離センサ-用超音波受発信ケース、男性用トイレや自動ドア等で用いる超小型ホーン、CDやDVDの絵や音を拾うレンズを支えるピックアップワイヤー、内視鏡用の特殊なガイドワイヤー等があるが、いずれも特許や契約を履行しなかった為に他社が製作している失敗の事例である)